「トンボ捕まえたよ!」

「トンボ捕まえたよ!」
「トンボ捕まえたよ!」

「トンボ捕まえたよ!」の声に、かけよってみると…

「……?」
「……?」

網の中に虫かごが!?

 

見慣れない光景に、しばらく状況が分からずにいました。

 

どうやらトンボを捕って、虫かごに入れようとしたところで、トンボに触れないのか、大切すぎて触りたくないのかして、彼なりに考えたあげく、網に虫かごを入れてみた、というところでしょうか。

「よっしゃ!」
「よっしゃ!」

トンボが気を利かせてくれたのか、場を読んでくれたのか、自分から!カゴに入ってくれたことを確認して、すばやく扉を閉めました。

 

 

「よしっ!ぼくも!!」
「よしっ!ぼくも!!」

友達の様子に刺激をうけ、一緒にいた子も勇んでトンボを捕まえに駆けていきました。

自分からカゴに入ってくれた、子ども思いのトンボくんです。